ル・ジャルディノ【NV2019】/アモリー・ボーフォール
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0.6haのキンメリジャン土壌(樹齢60年のピノ・ノワール)と0.28haのポルトランディアン土壌(樹齢10年のシャルドネ)。南東向きの緩やかな斜面で粘土の強い石灰質土壌。2017年以降は有機肥料も使っていないため、生産量は自ずと少ない。添加物を用いずに醸造するためには高いレベルでの酸が必要となるため、収穫は周辺の人たちに対して週単位で早く、2019年は9月2日に潜在アルコール度数10%で収穫。
フードルで発酵後に500Lの古樽で10ヶ月熟成。瓶詰め前の数ヶ月間は再びフードルで寝かせて仕上げる。合計で22ヶ月の熟成後に、2020年の果汁を加えて瓶内二次発酵。17ヶ月の熟成後2022年11月9日にデゴルジュマン。ドザージュなし、残糖0g。亜硫酸無添加。
黄金色。りんごの蜜やアカシアの蜂蜜、擦りおろしりんご、レモンバーベナ、オレンジや白の花々の華やかさ、僅かなビターカラメルや火打石の芳ばしいニュアンスなど熟成由来の深みと若干酸化的な複雑性が伺える香りが溶け込みます。繊細で柔らかい泡が液中に解け、ややコク深い風味をふっくらと口中に膨らませます。アタックは安政柑などの和柑橘の風味とメリハリのある小気味良い酸が絡み合いスッキリとした印象で、口中へ留まる風味には次第に蜂蜜やりんごの蜜、擦りおろしりんご、アーモンドの皮のような芳ばしさ、乳酸的なまろやかさや旨みなどが重なり、深みや奥行きが増していきます。アフターにはフランボワーズのような赤い果実の愛らしさや華やぎのある上品な風味がふわりと現れ、コク深い中にエレガントな印象を残します。凛とした酸が全体を支えながら輪郭を与え、その中心の液体は非常に柔らかく緻密な果実や様々な要素が絶妙に溶け込み、ガスが完全に抜けてからは原酒そのものの素晴らしさがより魅力的に感じられるほどの仕上がりです。
(輸入元参照)
[生産者] アモリー・ボーフォール(RM)
[生産地] 仏、シャンパーニュ、コート・デ・バール
[葡 萄] ピノノワール80、シャルドネ20
[タイプ] スパークリング
[容 量] 750ml