シン・ツチダ・プリンセスサリー/土田酒造
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中長粒米プリンセスサリーで醸したロマン溢れる一本
昨年までは研究醸造として発売しておりました『プリンセスサリー』が、
今年からシン・ツチダの名を冠しての登場となります。
プリンセスサリーでの造りは今回で3回目です。過去2回は『研究醸造』として、
”プリンセスサリーの独特の香りを、酒に出すことができるか!?”をテーマとして造っておりました。インディカ米やプリンセスサリーは、『香り米』『ジャスミンライス』とも呼ばれ、炊くと枝豆やポップコーンのようなとても香ばしい香りがするのです。
過去2回の研究醸造で分かったのが『長粒米でも普通に日本酒が造れる』ということでした。米特有の香りも酒に移ることはなく、いつも我々が仕込んでいる日本の米と変わること無く酒にすることができたのです。
そこで、今年からは 『中長粒米プリンセスサリーでシン・ツチダを造る』ことにしました。低精白、生?、完全無添加醸造にてプリンセスサリーを醸しました。
シン・ツチダとおなじ仕込み配合で造っているのですが、
仕上がったお酒にはあきらかな違いがあったのです。
有機栽培はやっぱりすごかった!米の育成方法でここまでの違いが!
シン・ツチダ プリンセスサリーを飲んだときの第一印象は『軽い!』でした。
仕込み配合はシン・ツチダと同じ。分析数値だけ見ればシン・ツチダよりも濃厚。
だけど軽いのです。
口に入れた瞬間は、シン・ツチダのように旨みが広がります。
飲み込んだ後の後味が格段に軽いのです。
濃いけど軽い。矛盾ともとれる不思議なお酒なのです。
基本的にはシン・ツチダと似た傾向の味わいではあるのですが、米由来に加え、若さと麹つくりにアレンジを加えているので、軽めの味わいとなっております。
甘みと酸味のバランスもとてもよく、時期的にも冷やしてお飲み頂くことをオススメします。また、まだ若さがありますので、自家熟成させてみるのも良いかと思います。
■原料米:群馬県産藤岡市産プリンセスサリー
■精米歩合:85%
■種麹菌:焼酎用黄麹菌
■麹歩合:35%
■酒母方法:生もと
■酵母菌:酵母無添加
■仕込み水:武尊連峰伏流水(関東名水百選)
■アルコール度数:15%(原酒)
■グルコース:4.3
■日本酒度:-32.2
■酸度:3.8
■アミノ酸:3.6
■火入れ:1回
■保管方法:常温可